知恵を出し合い、検証を重ねる0から1を生み出すために

知恵を出し合い、検証を重ねる
0から1を生み出すために
プラットフォームハウス推進部
商品開発グループ

入社動機

大学院時代、デジタル技術の発展によってさまざまな情報が取得できるようになる中で、情報を活用した建築のデザインやサービスが提供できないかと考えていました。その中でも特に関心があったのは、時々刻々に変化していく人の状態や生活スタイルに合わせて空間やサービスを提供すること。そうした取り組みに携わるには、研究開発力やシステム開発後の展開力、その際に得られる情報量などが重要で、必然的に大手企業が選択肢になりました。
当社については、ユニバーサルデザインやライフスタイルなど、住まい手の研究に熱心に取り組んでいることは論文等を通して知っていました。さらに、就職活動中に、BMIやロボット技術といった新しい技術を住宅に応用する取り組みを行っていることを知り、建築と異分野をつなぐ中間領域人材として貢献したいと思い、志望しました。

現在の仕事内容

現在の仕事内容

商品開発グループに所属し、HED-Netに関する実験・検証を行っています。中でも、センサーの開発、精度などの実験・検証、機器を動かすためのシステム構築などが主な業務で、他企業やアカデミック分野の方々と一緒に開発を行うなど、社外の方々とのやり取りも多いです。「建築」や「ハウスメーカー」といった言葉から連想する仕事のイメージとはかなり異なると思います。
とはいえ、これらの機器を住宅に設置する際には、部材や設備機器との干渉、設計基準、メンテナンス性、デザインなど、建築に関する知識も必要です。現在、生活者参加型パイロットプロジェクトにも取り組んでいますが、建築中の現場に行って設置状況を確認し、現場で得られた課題をフィードバックして改良につなげることもあります。ただ単に既存の商品を取り付けるのではなく、将来的に当社の住宅に取り付けられることを想定し、一つひとつ丁寧に検証を重ねて商品を開発していくプロセスは、当社の他の商品開発と同じだと思います。

仕事の醍醐味・やりがい

これまでの住宅にはなかった機能を追加しようとしているわけですから、そこから生じる課題も多種多様で、何かうまくいかないことがあれば、それを解決する方法だけでなく、何をもって解決とするかまで、自分で考えなければなりません。頭を悩ませる毎日ですが、学生時代に身につけたプログラミングやモノづくりの技術が活用できることも多く、自分で考えて工夫できるところにやりがいを感じます。

電気や通信、医療など、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが多く、その人たちの経験やノウハウを聞くことで、新しい知識が得られることもこの部署ならではの魅力。社外の方々との打合せでも、電気、情報、通信などテーマが幅広く、聞いたことがない専門用語もたくさん出てきます。そこで会話をするには、基盤となる共通の知識が必要となるため、その都度勉強しなければならないのは大変ですが、新しい知識を得られるという意味では面白いところでもあります。

仕事への姿勢・向き合い方

仕事への姿勢・向き合い方

私たちが今取り組んでいることは、「これをやれば正解」というものがなく、いろいろな視点から多様な意見を出し合い、一歩ずつ進めていくことが重要です。それができる雰囲気を作るためにも、先輩後輩関係なくフラットに接することは皆、心がけていると思います。0から1を生み出す仕事はうまくいかないことの方が多いものですから、実験や検証に失敗しても必要以上に落ち込まないことも大切です(反省や振り返りは必要ですが)。
あとは、多少時間がかかっても、新しいやり方にトライすること。たとえば、プログラミングを使ってデータの自動処理を行うことは、最初に時間がかかっても、最終的には早く仕事ができるようになったり、周りの人も一緒に利用できたり、そこで試したことが他の仕事の役に立つという可能性もあります。勤務時間が限られている中、効率化と新しいことにトライする時間をつくることの両方とも大切だと思っています。

自分らしい働き方

働き方については、生まれた子どもの育児のためにも、「効率」を強く意識するようになりました。以前からスライド勤務も活用していますし、昨年からは在宅勤務も実施しており、通勤にかかっていた時間を有効に活用できるので、ワ―クライフバランスはかなり取りやすくなったと思います。家の中で過ごす時間が増えたことで、「こんな機能があればいいな」と考えることも多くなりましたね。

今後の目標

入社動機でもある、人の状態や生活スタイルに合わせて空間やサービスを提供することは、プラットフォームハウスの導入をきっかけに実現できると思います。ですから、今後はデータ分析やプログラミングのさらなる技術を習得し、それをお客様を理解することや価値あるサービスの創出につなげ、最終的にはフィジカルなモノづくりにも挑戦できたらと考えています。

実は今、プライベートでもプログラミングの勉強会に参加しています。これから先、業務を通して身につくスキルだけで生き残っていくことは難しいでしょうから、自ら課題を見つけ、スキルを磨き、キャリアを組み立てていく必要があると思っています。

※所属・内容は取材当時のものです。