技術職(総合職)
生産技術
住まいの構造躯体の
生産ラインを
機会の視点から
支え続ける。
生産部門・機械系

技術職(総合職)
生産技術
生産部門・機械系
INTERVIEW
職種紹介
積水ハウスの工場では、戸建住宅や賃貸住宅などの柱や外壁といった構造躯体を生産しています。工場内の生産現場では、工業用ロボットなどの多くの設備が稼働しており、生産技術の機械系担当者はそれらの保守・点検、改善といった業務を通して、円滑なものづくりを支えています。私は、積水ハウスのオリジナル外壁であるダインコンクリートの生産を主に担当しています。工場内では日々、大小様々な問題が発生します。その際に真っ先に現場に駆け付けて原因を特定するとともに、次に同じようなトラブルが発生しないように対策していきます。また、新製品を作る場合は、設備をどういう形に改造すればいいのか、コストはどれぐらいかかるのかといった点を検討し、ラインの企画設計を進めていきます。日々のトラブル対応にしても、設備の新設にしても、明確な正解があるわけではありません。新人時代は解決方法を見出すまで苦労することも多かったのですが、入社6年目となり経験を積んだ今、素早く精度の高い改善策を導き出せるようになり、自身の成長を感じています。
エピソード
私の担当であるダインコンクリートの生産工場では、以前、作業員の手作業による工程があったのですが、数年前に10数台のロボットを導入して合理化を図ることで、生産性が大きく向上しました。私はそのリニューアル担当の一人として企画段階からプロジェクトに参加しましたが、既存設備の改善に比べると大変スケールの大きいものでした。最も難しかったのは、作業スケジュールの遅延が絶対に許されなかったこと。ロボットの導入工事を行う数週間は製造ラインを止める必要がありましたが、この間、ダインパネルが生産できない状態になります。万が一、部材の出荷が遅れてしまうと施工現場に遅れが生じ、お客様にご迷惑をお掛けしてしまいます。大きな設備投資だけにかかわる部門も多く、私の担当工程が少し遅れただけで、後に控える人たちの作業が滞ってしまう、というプレッシャーもありました。限られた時間で的確に作業するために、周囲の先輩に早めに相談していくことで、解決策を先回りして見出していくように心がけました。他工場からの応援もありメンバー総動員で進行したことで、なんとか新しいラインの安定稼働を実現。自分で考えた通りにラインが動き、ダインパネルができ上がっていく様子を見たときの達成感は格別でした。
MESSAGE
現場の問題を迅速に解決するために、生産技術には機械のみならず電気や情報システムなど多岐にわたる知識が必要になります。万が一、間違った理解のままで物事を進めてしまうと、工場で不良品が製造されることになってしまうので責任は重大。ただ、最初からすべてを熟知している人はいません。当社の場合、周囲の先輩が丁寧にサポートしてくれますから、向上心があれば、着実に成長できる環境が整っています。若手のやる気を先輩たちがしっかりと受け止めて、成長するためのヒントを与えてくれるでしょう。