技術職(総合職)
研究開発
新しい商品や技術を
国内外の現場に伝え、
事業展開を後押しする。
それが今の私の役割。
研究開発部門 商品開発部

技術職(総合職)
研究開発
研究開発部門 商品開発部
INTERVIEW
職種紹介
当社の商品開発は主に「観察・調査」「企画立案」「試作検証・評価」「プロモーション」の流れで進んでいきます。まず最初に行うのが「観察・調査」。積水ハウスが保有する膨大な顧客データの分析や市場分析、フィールドサーベイ等を通じて、新たに提案する住まい、暮らしのイメージを膨らまし、ターゲット層を見定めます。
次のステップは「企画立案」。市場背景や企画コンセプト、外観・内観イメージ、開発アイテムや開発スケジュールなど、多くの情報を企画書にまとめます。この企画書は、生産、施工、販促部門など、開発に関わる多くの部署の共通指針にもなります。
続いて「試作検証・評価」。企画書の内容に沿って、実際に1/1スケールの試作棟を自社敷地内に建設します。この試作棟を活用し、性能、納まり、施工、デザインなど様々な視点から評価を行います。お客様に満足いただけるレベルに達するまで、何度も試作検証・評価の作業を繰り返します。
そして最後は「プロモーション」。カタログやCMなどお客様に商品を理解いただくため販促物作成の補助はもとより、社内の営業担当・設計担当向けのマニュアル作成や勉強会の実施、情報発信も私たち商品開発担当の業務となります。
このように一重に商品開発といっても幅広い業務があり、部内メンバーは様々な立場で業務に携わっています。私は入社後この商品開発プロセス全般に関わり、現在は主に新商品の企画立案や情報発信に関わる業務を担当しています。
エピソード
以前、鉄骨戸建の商品開発を担当していたとき、長年の趣味である音楽を生かして「音楽のある暮らし」というテーマで試作棟を設計しました。建物の中に4つの音楽室を設けた間取りや、ピアノの鍵盤をモチーフにした立面計画が形になり、とてもうれしかったことをよく覚えています。実際にお客様に使っていただけることを想定し、音の響きや漏れなども細かく確認しながら、心地よい空間を生み出す素地の選定にもこだわりました。これにより、防音設備やスタジオなどを備えた家を設計する標準的な仕組みをつくることができました。その試作棟は今でも一般の施設として活用されていて、音楽イベントや地元の音楽教室の発表会などが行われています。
MESSAGE
商品開発において最も大切であり、最も難しいのは、お客様に求められる商品を作ること。自分が納得する商品を作ってもお客様の心に響かなければ意味がなく、デザインや性能、コスト、さらには営業サイドの提案のしやすさや設計にかかる手間まで、あらゆる面でバランスの取れた形を作っていかなければなりません。だからこそ、自分が企画・設計に関わった商品や技術、部材で特許が取れたり、CMで流れたときには誇らしい気持ちになりますし、それがお客様に採用され、実際に建った物件を見たときにはこの上ない喜びで胸がいっぱいになります。また、現在の主力となっている商品の一つは、私がネーミングを考えたもので、それは今でも密かな自慢。自分のアイデアが形となり、日本全国へひろがっていく、それが商品開発の醍醐味です。